補助金で健康管理システムの導入費用を2/3に?活用できる補助金や活用方法を徹底解説!

従業員の健康管理は企業の重要な課題ですが、システム導入にかかる費用がネックになることもあります。

実は、健康管理システムの導入費用を大幅に削減できる補助金制度が複数用意されていることをご存じでしょうか。これらを上手く活用すれば、導入費用を3分の2に抑えることも可能です。本記事では、企業が活用できる主な補助金制度と、その具体的な活用方法について詳しく解説します。

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目次

健康管理システム導入時に利用できる補助金

健康管理システムの導入には、初期費用やランニングコストなど相応の投資が必要になります。しかし、国や自治体が提供する補助金制度を活用すれば、導入費用を大幅に抑えることが可能です。

導入目的や企業規模、団体の形態によって利用できる制度は異なります。以下では、健康管理システムの導入時に活用できる主な補助金を3つご紹介しましょう。

  • IT導入補助金:業務効率化を目的としたシステム導入全般に利用可能
  • 健康経営推進支援助成金:健康経営の推進を目的とした場合に活用できる制度
  • 団体経由産業保健活動推進助成金:事業者団体が小規模事業場の産業保健活動を支援する際に利用可能

それぞれの制度には、対象となる企業や団体、申請要件、補助率などが設定されています。自社の状況と照らし合わせながら、最適な制度を選択することが重要です。

健康経営推進支援助成金

健康経営推進支援助成金は、企業が従業員の健康管理に積極的に取り組む「健康経営」を推進するための制度になります。

健康管理システムの導入が、従業員の健康増進や疾病予防に寄与する場合に活用できる助成金です。

この助成金の特徴は、健康診断の結果管理やストレスチェックの実施といった産業保健活動を効率化するためのシステム導入費用が対象となる点。従業員の健康状態を可視化し、適切な保健指導につなげる仕組みづくりを支援してくれます。

申請にあたっては、健康経営の具体的な実施計画を提出し、承認を受ける必要があります。また、従業員数や業種によって申請要件が異なるため、事前に自社が対象となるかを確認しておきましょう。

IT導入補助金

IT導入補助金は、中小企業や小規模事業者の業務効率化と生産性向上を目的とした制度です。

健康管理システムも、人事・労務管理の効率化を図るITツールとして補助対象に含まれる可能性があります。

この補助金の大きな特徴は、経済産業省が認定した「IT導入支援事業者」とパートナーを組んで申請を進める点。専門事業者のサポートを受けられるため、申請手続きがスムーズに進められます。

また、クラウド型の健康管理システムを導入する場合、初期費用だけでなく、最大2年分の利用料も補助対象となる点も魅力です。通常枠やインボイス枠など複数の申請枠が用意されており、それぞれ補助率や上限額が異なります。

申請には、GビズIDプライムの取得と、「SECURITY ACTION」の宣言が必須条件。これらは事前準備に時間がかかることもあるため、早めの対応をおすすめします。

団体経由産業保健活動推進助成金

団体経由産業保健活動推進助成金は、小規模事業場の産業保健活動を支援するための制度になります。

商工会や企業組合などの事業者団体が申請主体となる点が、他の助成金と大きく異なる特徴です。

個別の企業が直接申請することはできず、必ず商工会議所や業界団体などを通じて申請する必要があります。団体が構成事業場に対して産業保健サービスを提供する際の費用が助成対象。健康管理システムの導入そのものよりも、システムを活用した保健指導や健康相談などのサービス提供費用が主な対象となります。

助成金額は上限100万円で、対象経費の4/5が支給されるという手厚い内容です。ただし、健康診断の実施費用やストレスチェックの実施費用そのものは対象外となるため、注意が必要。医師や保健師による健康診断結果の意見聴取、保健指導、面接指導といった専門家によるサービス提供費用が中心となります。

申請できる団体には細かい要件が設けられており、事業協同組合や商工会議所など特定の組織形態であることが求められます。自社が所属する団体が対象となるかを、事前に独立行政法人労働者健康安全機構のホームページで確認しておくことをおすすめします。

補助金の活用で導入費用が最大2/3補助となることも

健康管理システムの導入を検討する際、多くの企業が費用面で課題に直面します。

一般的な健康管理システムの導入費用は、企業規模によって異なりますが、初期費用だけで数十万円から数百万円程度かかることも珍しくありません。

しかし、国や地域が用意している複数の補助金制度を組み合わせて活用すれば、その費用を大幅に削減することが可能です。場合によっては、導入費用の2/3以上が補助されるケースもあるでしょう。

たとえば、従業員100人規模の企業が100万円のシステム導入費用を予定していた場合、複数の補助金を活用することで、実質的な自己負担を30万円程度に抑えられる可能性があります。このように補助金を活用することで、初期投資の負担を大幅に軽減でき、より導入しやすくなるわけです。

重要なポイントは、これらの補助金がどのような条件で利用でき、どの程度の補助を受けられるかを理解することです。

次の章では、企業が活用できる主な補助金制度について、具体的にご紹介します。

健康管理システムの導入費用はどれくらい?

健康管理システムの導入を検討する前に、どの程度の費用がかかるのかを把握することは大切です。本章では、システムの規模別、運用形態別の費用相場をご説明します。

主な費用項目は以下の通りです。

  • 小規模健康管理システムの導入費用
  • 大規模企業向け健康管理システムの導入費用
  • 月額の運用費用
  • オプション機能による追加費用

小規模健康管理システムの導入費用は30万~

従業員数が少ない企業や、シンプルな健康管理機能のみを必要とする場合は、比較的低コストでシステムを導入できます。

小規模な健康管理システムであれば、初期費用は30万円からの導入が可能です。

このレベルのシステムでは、従業員の健康診断結果の管理や、簡単な健康データの記録といった基本的な機能が備わっています。中小企業や、まずは試験的にシステムを導入したいという企業に適しているでしょう。

大規模企業向け健康管理システムは500万円〜も

一方、大規模企業向けのシステムになると、費用は大きく異なります。

数千人の従業員データを一元管理したり、複数拠点での運用に対応したりできるシステムでは、初期費用が500万円以上になることもあります。

このような大規模システムには、高度なセキュリティ対応、カスタマイズ機能、専門的なサポート体制といった、より充実した機能や サービスが含まれているためです。企業の規模や必要な機能によって、費用幅は大きく変動すると認識しておきましょう。

月額運用費用は5,000円〜30,000円程度

システム導入後は、継続的な月額費用がかかります。

運用費用の相場は、従業員数やシステムの機能によって異なりますが、一般的には月額5,000円から30,000円程度が目安です。

小規模システムであれば月額5,000円~10,000円程度、中規模システムなら15,000円~20,000円、大規模システムでは20,000円~30,000円といった具合に、スケールに応じて費用も増えていく傾向にあります。

オプション機能による追加費用は10万~

基本機能だけでなく、より高度な分析機能やカスタマイズ、外部システムとの連携などを追加したい場合は、オプション費用が発生します。これらの追加機能には、初期費用として10万円からの投資が必要になることが多いでしょう。

オプションの内容によっては、さらに高額になる場合もあります。自社に本当に必要な機能を見極めることが、コスト削減につながる重要なポイントとなるわけです。

補助金を活用するための3つのステップ

補助金の活用に興味を持っていても、実際にどのように進めればよいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。本章では、補助金を活用してシステム導入を進めるための、実践的なステップをご説明します。

補助金を活用するまでの流れは、以下の3つのステップに分けられます。

  • 導入するシステムに合った補助金を調べる
  • 申請要件を確認する
  • 申請書類を作成し申請する

導入するシステムに合った補助金を調べる

最初のステップは、自社が導入したい健康管理システムに対応している補助金が何かを調べることです。複数の補助金制度が存在する中で、すべてが自社の状況に合致するわけではありません。

システムのタイプ(クラウド型か、オンプレミス型か)、企業規模、業種によって、利用できる補助金が異なります。まずは各補助金の対象要件をよく確認し、自社が該当するものはどれかをリストアップする。この準備が補助金活用の成功を大きく左右するでしょう。

官公庁や都道府県、商工会議所のウェブサイトなどで、各補助金の詳細情報が公開されていますので、それらを参考にするのがおすすめです。

申請要件を確認する

補助金が決まったら、次は申請要件を詳しく確認します。多くの補助金には、応募できる企業の規模や業種、経営状況といった条件が設定されています。

また、単に「健康管理システムを導入する」というだけでなく、「従業員の健康経営方針を策定している」「定期的に健康診断を実施している」など、事前に実施すべき取り組みが定められていることも少なくありません。これらの条件を満たしていないと、せっかく申請しても不採択になる可能性があるため、事前確認が不可欠です。

要件に不明な点があれば、補助金の窓口に直接問い合わせることも重要。申請前の質問なら快く対応してくれるはずです。

申請書類を作成し申請する

要件を満たしていることが確認できたら、いよいよ申請書類の作成に進みます。補助金の種類によって、必要な書類は異なりますが、一般的には事業計画書、予算内訳書、見積書といった資料の提出が求められます。

ここで大切なのは、なぜこのシステムが自社にとって必要なのか、導入によってどのような効果を期待しているのかを、説得力を持って説明することです。単に「費用がかかるから補助金を使いたい」という理由では、採択される可能性は低いでしょう。

健康経営の推進によって従業員の生産性向上につながる、医療費削減が期待できるなど、具体的なメリットを明記することが重要。書類が完成したら、指定された期日までに申請窓口に提出すれば、審査段階へと進みます。

健康管理システムの補助金を活用する際の注意点

補助金を活用する際には、いくつか重要な注意点があります。これらを見落とすと、せっかくの補助金が活用できないといった事態を招きかねません。本章では、補助金活用時に気をつけるべきポイントをご説明します。

補助金活用時の注意点は以下の3つです。

  • 申請期限を厳守する
  • 必要書類の不備や誤りに注意する
  • 導入計画は補助金審査の期間を考慮する

申請期限を厳守する

補助金には、必ず申請期限が設定されています。この期限を1日でも過ぎてしまうと、申請を受け付けてもらえません。

多くの補助金は、予算枠に限りがあり、先着順や抽選で採択企業が決まるため、締め切りが大きな意味を持ちます。期限を逃すと、来年度まで待つか、別の補助金を探すしか手段がなくなってしまうわけです。

申請期限の確認は、申請手続きの中でも最優先事項。申請書類の作成に時間がかかることも考慮して、十分な余裕を持って準備を進めることをお勧めします。

必要書類の不備や誤りに注意する

書類不備による不採択も、よくあるトラブルの一つです。必要とされる書類が1枚でも漏れていたり、記入内容に誤りや矛盾があったりすると、審査の対象にもならないことがあります。

書類を提出する前に、必ずチェックリストを使って、求められている書類が揃っているか確認しましょう。金額の計算が合致しているか、日付の記入が正確か、といった細かい部分も重要です。

複数人で内容を確認する、専門家に相談するなど、ダブルチェック体制を整えることが、採択のリスク低減につながります。

導入計画は補助金審査の期間を考慮する

補助金の申請から採択、そして実際にお金が受け取れるまでには、かなりの時間がかかります。申請から審査結果の通知まで、通常は数ヶ月要することがほとんどです。

たとえば4月に申請した補助金の結果が出るのが7月という場合、それから初めてシステム導入を発注しては、運用開始はさらに先になってしまいます。補助金を活用する場合は、このスケジュールを見据えた計画を立てることが大切。

逆算して考え、「いつまでにシステムを導入したいのか」「それには今どのアクションが必要か」という見通しを持つことが、円滑な導入を実現するカギとなるでしょう。

補助金の活用で健康管理システムの導入を効果的に

補助金を活用することで、健康管理システムの導入ハードルは大きく下がります。導入費用を最大2/3まで削減できれば、より多くの企業が健康経営に取り組むきっかけになるでしょう。

ただし、補助金の活用には、適切な準備と手続きが欠かせません。自社の状況に合った補助金を選び、申請要件を確認し、計画的に進めることが成功のカギ。本記事でご紹介したステップと注意点を押さえておけば、申請時のトラブルを大幅に減らすことができるはずです。

そしてシステム選びも同じくらい重要。使い勝手が悪いシステムでは、導入後の運用が負担になってしまいます。

まずは、自社が活用できる補助金制度がないか調べてみましょう。もし活用が可能な補助金があれば、活用することで健康経営の大きな一歩を踏み出すことができます。

低コストで健康管理システムを導入するなら「GiveFit」

補助金を活用して健康管理システムを導入するなら、ぜひ検討していただきたいのが「GiveFit」です。GiveFitは、企業の健康経営をサポートするために開発された健康管理アプリで、シンプルな操作性と手軽さが特徴です。

従業員の毎日の健康状態を簡単に記録できるため、導入後の運用がスムーズ。複雑な操作方法や習得期間が不要なので、導入直後から実際の活用につながりやすいのが大きなメリットです。多くの従業員が使い続けられるからこそ、健康経営の施策が実を結ぶわけです。

さらに、GiveFitはリーズナブルな料金体系が特徴です。補助金で導入費用を抑えながら、継続的に低コストで従業員の健康管理を行えます。月額費用の負担も最小限に抑えられるため、長期的な運用計画も立てやすいでしょう。

加えて、従業員の健康状態を適切に把握・管理することで、生産性の向上や医療費削減といった業務改善にもつながります。健康管理は一時的な施策ではなく、継続的な企業価値向上への投資。その実現を低コストで実現できるのが、GiveFitの強みなのです。

補助金と組み合わせることで、さらにお得に最適な健康管理環境を整備できます。ぜひこの機会に、GiveFitの導入をご検討ください。

村上克利
代表取締役
13年間にわたりパーソナルジム「POLUM」を経営し、幅広い世代・職業層の健康改善をサポート。
身体づくりに合わせ、メンタル面や生活習慣の改善にも注力し、多くの顧客から「続けられる健康習慣」を引き出す指導を行う。

その豊富な現場経験を企業向けの健康経営に応用し、従業員の健康増進と組織の活性化を目的とした健康管理アプリ「Givefit」を開発。

「Givefit」では、個人の健康データをもとにした最適なアドバイスや行動プランを提供。
健康習慣の定着を支援し、企業全体の生産性向上や離職防止に貢献。
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